【物流用語】在庫引当(ざいこひきあて)
こんにちは、EightyEightRiceです。
今日の記事は、物流用語解説です。
物流業界のシステム(WMS:Warehouse Management System)を扱う場合によく使う用語を解説しています。
今回は
在庫引当(ざいこひきあて)
です。
使用頻度は低いですが、引当という言葉自体は一般的ですね。
物流業界・倉庫業務の中で"在庫"引当という用語で使います。
以下、解説です。
【在庫引当(ざいこひきあて)】
倉庫内で管理しているアイテムを予約・確保する事を、
在庫引当
と呼びます。
予約・確保されたアイテムは引当済のアイテムである、と言います。
予約・確保とは、どういう事かというと、具体的に出荷を考えてみましょう。
あるアイテムAを3個出荷するという、出荷予定があるとします。
この出荷予定に対して、在庫引当を行います。
倉庫には10個アイテムAがあるとすると、そのうち3個が引当たり、
アイテムAは3個が引当済みとなります。
引当済のアイテムは予約・確保されているので、他の出荷予定で、このアイテムを引当てる事はできません。
この時点で、引当可能なアイテムは、
在庫数(10個)-引当済数(3個)=7個
になります。
この7個を有効在庫と言ったりします。
話は単純ですが、実際の在庫引当処理は、引当てる優先度や在庫の状態などを考慮する必要があり、WMSの中でも特にロジックが複雑になりがちな業務です。
以上、在庫引当(ざいこひきあて)の解説でした。