【在庫管理システムとデータベース】その3・予定・指図
こんにちは、EightyEightRiceです。
今日の記事は、【在庫管理システムとデータベース】です。
物流業界のシステム(WMS:Warehouse Management System)におけるデータベースの扱い方・考え方を解説しています。
今回は
その3・予定・指図
です。
以前、【在庫管理システムとデータベース】その2・予定と実績を解説し、
WMSでデータベースを扱う際の、一番基本の考え方と言いました。
今回はその「予定」について少し掘り下げてみます。
以下、解説です。
予定・指図
WMSの根幹の考え方のひとつ、「予定」。
「指図」も同じ意味で使用しますが、「予定」よりはやや業界用語のニュアンスが強いですね。
具体的にどんなデータを予定かというと以下が代表的な予定データです。
入荷予定
出荷予定
棚卸予定(=論理在庫)
まずイメージしやすいのが、入荷予定と出荷入荷ですね。
入荷予定は読んで字のごとく、倉庫にアイテムが入ってくる予定で、
出荷予定も、そのままの意味で、倉庫からアイテムを出す予定ですね。
データの作成方法は主に2通りで、
EDI(Electronic Data Interchange)
予定入力(予定エントリ)
です。
EDIは異なるシステム間でデータをやり取りする方法で、
倉庫を運用する業者様とアイテムを預ける寄託者様とのメールやEXCELのやり取りもEDIに含まれます。
予定入力(予定エントリ)はWMSによる登録で、エントリや手入力と言ったりもします。
棚卸予定にも簡単に触れておきます。
棚卸予定は、システムにより管理しているアイテムの数、これを論理在庫といいますが、これを予定とします。
そして、実際の倉庫の現物の数を実在庫と言いますが、これが棚卸予定に対する実績になるんですね。
以上、予定と実績の解説でした。