物流・倉庫・WMS・プログラマ日記

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在庫管理・倉庫管理を扱う事が多いプログラマの備忘録です。

【物流用語】ハンディ・HHT・HT

こんにちは、EightyEightRiceです。

 

今日の記事は、物流用語解説です。

物流業界のシステム(WMS:Warehouse Management System)を扱う場合によく使う用語を解説しています。

 

今回は

 

 

です。

 

物流業界・倉庫業務の中で現場に最も近い用語の一つですね。

以前、解説した【検品】に使用します。 

 

以下、解説です。

 

ハンディ・HHT・HT

倉庫内で検品する際に持つ機会・端末でバーコードスキャナ(赤いレーザ)が搭載されているものを、

ハンディ・HHT・HT

と呼びます。

 

同じものを指すのに3つも呼び方があって混乱しますね。

まず、英語の2つですが、それぞれ

HHTは Hand Held Terminal

HTは Handy Terminal

が正式な名称です。手で扱う端末というような意味ですね。

ハンディは上の二つを略した呼び方です。

 

メール文書やシステムの設計書・要件定義書などでは、

「HT・HHT

が使われることが多いですが、口頭では

「ハンディ」

を用いることがほとんどです。

 

現場により用途は様々ですが、基本的にはアイテムや棚のバーコードをスキャンし、

そのデータを処理します。

スキャンしたデータは、サーバに送信してデータベースに登録したり、

直接ハンディで処理したりとシステムにより異なります。

 

最近ではタブレット端末が普及し、ハンディの代わりに検品に用いる現場も増えています。

けれども、レーザの読取のスペック(照射距離・精度・連続読取)や耐久性(衝撃・温度・湿度・風塵)においては、まだハンディが優勢で今後もしばらくは無くなる事はなさそうです。

 

プログラマ・SEとしてハンディを扱うには、ネットワーク等の環境面、レーザ等のハード面、ハンディ内部のソフトウェア面と総合的なスキルが求められます。

 

以上、ハンディ・HHT・HTの解説でした。

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