【在庫管理システムとデータベース】その4・実績
こんにちは、EightyEightRiceです。
今日の記事は、【在庫管理システムとデータベース】です。
物流業界のシステム(WMS:Warehouse Management System)におけるデータベースの扱い方・考え方を解説しています。
今回は
その4・実績
です。
以前、【在庫管理システムとデータベース】その2・予定と実績を解説し、
WMSでデータベースを扱う際の、一番基本の考え方と言いました。
「予定」に続き、今回は実績に予定との関係を考えながら、掘り下げてみます。
以下、解説です。
実績とは
WMSの根幹の考え方で、事実を記録していくデータを「実績」と呼びます。
具体的に入荷業務を考えてみましょう。
入荷業務のざっくりとした流れは、
荷主様からEDIを受信
入荷予定を作成
入荷検品
入荷確定
上記のなかで、入荷検品処理のタイミングで、入荷実績が作成されます。
現場の作業の様子はというと、
入荷予定リストを持って、
搬送されたアイテムが保管されている場所へ行く
HHTで入荷検品処理を行う
入荷したアイテムを適切なロケーションへ移動する
といった形です。
この時、予定に対して、アイテムの数量に過不足がある場合は、実績テーブルや予定テーブルに差異があった事を記録します。
以上、実績の解説でした。